電気自動車はそのうちの一つです。我々のお客様は、電気自動車用の急速充電器を生産し、多くの公共充電ステーションを建てています。これらのステーションはたいてい屋外にあり、ネットワークシステムにより接続・制御されているセルフサービス端末が設置されています。そのようなアプリケーションのコンピュータとその他の周辺機器には、特に接続性と互換性のとれた堅牢かつ高信頼性が必要となっています。

アドバンテックがこのプロジェクトの重要なパートナーとなりえる理由は、ファンレス組み込みPC　ARK-2120を含む、このようなアプリケーションに必要とされる、コンピューティングプラットフォームのオールインワンソリューションが提供できるからです。

システム提案

これらの充電器は、単一の15から30分の充電で、100時間以上の走行が可能となるぐらいパワフルですが、充電中の過渡電流はとても大きなものとなります。

そのため、このシステムを支えるコンピューティングプラットフォームは、精密で堅牢なものでなければなりません。
顧客が提示したアプリケーションのスキームは、コンピュータによって収集された充電データに基づき、イーサネットを介してデジタルI / Oモジュール、表示パネル、およびリモートの中央サーバに接続するインターフェイスが選択できる必要があります。

アドバンテックのファンレス組み込みPC　ARK-2120は、3つのギガビットイーサネット、6つのUSBおよびCOMポートを備えています。これでシステムのその他の周辺機器との接続ができるだけでなく、将来的に追加機能を顧客側で追加することも可能になります。
電力消費を考慮すると、Intel® Atom™ N2600/D2550を搭載しているARK-2120は、より低消費電力でハイパフォーマンスを実現するため、特にこれらの環境を考慮したアプリケーションに適した省電力デバイスになります。

また、ARK-2120は-20℃～60℃の広範囲温度範囲を特徴としており、夏から冬まで大きく周囲温度が変わるような環境の屋外アプリケーションに最適でしょう。
さらに、本製品は、リモートリセットを含も遠隔機能をサポートしており、システム管理者が離れた制御センターからシステムを監視することができます。
ターミナルコンピュータが予期せずシャットダウンしても、AdvantechのリモートデバイスマネジメントソフトウェアサービスであるSUSIAccessを用いて、システムを早く簡単に復旧することができます。

結論

ARK-2120のようなアドバンテックのファンレス組み込みPCは、超堅牢、広範囲温度対応、豊富なI/O、低消費電力、遠隔メンテナンスが可能なため、屋外のセルフサービス向けアプリケーションに最適です。