Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC互換、アドバンテック製品のご紹介
7/31/2020
産業用コンピュータの分野で世界トップシェアのアドバンテック株式会社(Advantech Co., Ltd. 本社:台湾台北市/日本法人:東京都台東区、以下 アドバンテック)は、Windows 10最新版(Windows 10 IoT Enterprise 2019 RedStone 5(バージョン1809))と互換性がある当社の一連の製品を発表しました。内蔵ドライバーでOSを構築することで、ハードウェアとシステムを統合したサービスを実現しました。さらに、アドバンテックは、標準のOS機能に加え、カスタマイズされた組込みOSも提供しています。
Windows 10 IoT Enterpriseは、IoTソリューションを用いることで、企業情報を管理し、セキュリティを実行するWindows 10完全版OSです。新たにリリースされたRedstone 5(RS5)は、より安定した機能に加え、OEM(Original Equipment Manufacturing)でも製品のライフサイクルサポートを延長するのに役立つ10年間サポートを実現しました。RS5以降、Windows 10 IoT Enterpriseは、OEM製品のために選択できる長期サービスチャネル(LTSC)と半期チャネル(SAC)という両方のオプションを提供しています。
Windows 10 IoT Enterpriseは、世界中の産業用デバイスにおける最適なOSとして知られています。 デバイス上のアプリケーションは、最近のAIや機械学習といった傾向から、よりスマートで洗練されている必要があります。そこで、マイクロソフトは、Azureや様々なハードウェアを選択できるWindows 10 IoT
Enterprise 2019を提供することにしました。これによって、コンピューティング機能やクラウドサービスをクラウドからエッジへ移行させ、IoTデバイスをよりインテリジェントに、そして様々な分野へ導入できるようなったのです。
Windows 10 IoT Enterpriseのセキュリティ機能はマイクロソフトによって高く評価されています。というのも、RS5は、セキュリティヘルスチェックを自動で行うDevice Health Attestation (DHA)、そして、外部からの攻撃を予防し、検出するWindows Defender Advanced Threat Protection(ATP)を提供しています。
こうした最新セキュリティ機能によって、デバイスをエッジからクラウドに至るまで安全に保護することができるのです。
Windows 10をロックダウンする使いやすいユーティリティ機能
Windows 10 IoT Enterpriseは、全てのフォームファクターにわたって一貫したデバイスロックダウンを実行します。開発者は、ロックダウン設定を構成する場所を理解するために深い知識が求められるかもしれませんが、アドバンテックは、ユーザーが使いやすいようにトグルボタンで簡単に機能を有効化・無効化できるようにする、Windows 10ロックダウンユーティリティを提供しています。こうしたユーティリティによって、ユーザーはそれぞれのセキュリティ項目を確認でき、ワンクリックでデバイスを保護することができます
様々なアプリケーション要件を満たすため、Windows 10 IoT Enterprise RS5は開発者へ開発を促進するのに役立つ簡単なツールセットと環境を提供し、優れたアプリの互換性とVisual Studioのサポートで開発プロセスを軽減することができます。RS5は、様々なプロトコル(OPC-UAや標準プロトコル)やセンサー(位置、心拍、指紋など)への接続もサポートし、Azure IoTと連携することで、あらゆる場所でIoTデバイスを利用し、より高速に構築できるようにします。 チップセットベンダーやハードウェアプロバイダーが構築した強力なWindows環境の恩恵を受ける製造パートナーは、デバイスを新たなOSへ迅速かつ簡単に接続することができます。
アドバンテックは現在、最新のWindows 10 IoT Enterprise 2019 LTSCと互換性のある様々な産業用コンピューティングデバイスを発売しております。
Windows 10 IoT Enterprise 2019と互換性のあるアドバンテック製品一覧